仲人が両家にとって目上の人の場合には、手数を煩わすのは申しわけないので、それぞれの側でおもだった親戚の者や知人が使者の役をつとめることもあります。この結納の取り交わしはめでたい行事の例として午前中にすませるのがしきたりとなっていますが、午後にわたるときもせいぜい三時ごろまでにすませて、夕方や夜間は避けることになっています。取り交わしの日は別に結婚式の何ヵ月前というきまりはありません。縁談がまとまったらなるべく早いうちにすませるのがよいとされています。日どりを含めるには、むかしは大安、友引、先勝などの暦の上の吉日を選び、また、広がり、六の日は禄がつくと喜ばれ、八の日は末。反対に仏滅、赤ロ、先負などの凶日、三りんぼうや、九の日も嫌われました。しかし、今日では本人同士や両親が自宅にい七、仲人も支障のない日を選ぶと土、日曜、休日に行なうようになるでしょう。今結納品の内容。むかしは帯地、袴地、柳樽一対、鮮鯛、紅白絹などを結納の品物に用いましたが、今日では、女性へは「御帯料」、男性へは「御袴料」の名目で結納金を包み、目録、災斗、末広などの結納品を添えるようになっています。結納品は、五品、七品、九品かおり、これを白永の祝い台にのせて、他に家族書、親族書を片木兪というお盆にのせてこれに添えます。入五品の場合の結納品の内容は、○目録○長爽斗○金宝包み○末広○友志良賀。入七品の場合は、○目録○1獄斗○金宝包み永末広○友志良賀○子生婦○1留女。入九品の場合は、○目録○長獄斗○金宝包み○末広○友志良賀○子生婦○寿留女○家内喜多留○勝男武士となります。目録は大奉書に濃い墨で書き、すべて句読点をつけず、氏名はかつては双方の父親の名前を書きましたが、今日では本人同士の名前を書くことか多くなっています。