アメリカでは、リーダーとして成功する顔貌というのが取りざたされている。一九九七年八月二日付のアメリカの経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が次のような全米経済調査局の研究報告を載せている。オランダの広告代理店二八九社の重役一二八二人のモノクロ写真を、男四人、女二人の審査グループに見せ、その美男美女度を五段階評価させた。その結果と社の業績を比較すると、高い評価を受けた重役がいる会社ほど、おおむね業績がよいことが分かったという。この結果について研究グループは、美男美女のほうが顧客を惹きつけることの他に、そうした人のまわりの人たちも、ある種の満足感、幸福感を覚え、生産性が向上するからではないかとしている。このような社会心理学者の研究は、最近は枚挙にいとまがない。かといって、最近、就職時に美容外科を受けるという風潮があるようだが、これはマスコミと一部の美容外科医が結託して行う宣伝戦略で、それに乗せられることはないように思う。
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