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成果主義のマイナス作用を見直すには

かつての日本では、社員は定時に出社して会社で仕事をし、定時を超えて遅くまで働く、そして定年まで働くという働き方が多かったわけですが、終身雇用が維持できなくなってきた今日、多くの企業では評価の基準を「勤続期間・労働時間」から「仕事での成果」へとシフトしています。二〇〇四年には、日本の主要企業の八割以上が「成果主義」を導入したといわれています。成果主義の究極の形は、社員がコミットメントした(会社と約束した)成果を達成しさえすれば、それだけで評価される、勤務の場所も勤務時間も問わないというスタイルでしょう。

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実際に成果主義を導入した企業の中には、勤務場所や勤務時間について社員がある程度自分で截量できるようにした企業もあります。一見、ノマドワーキングに近いように見えます。しかし、能力の高い社員が過剰に個人主義的な働き方をするようになったり、逆にセルフマネジメント能力の低い社員が会議などの参加態度を劣化させるという悪い部分も出てきました。チームとしての結束やパフォーマンスにマイナス作用するケースも少なくありませんでした。そこで、行きすぎた成果主義の反動として、チームワークやチームコラボレーションが見直されるようになりましたが、多くの企業で終身雇用制はすでに崩壊しており、ビジネスパーソンの心境としては、組織やチームヘの貢献と自分のスキル磨きとのバランスをどう取ったらいいのかというジレンマがあります。